大輪黄花ミツマタ

和紙の原料として知られる「ミツマタ」。

文字通り三つ又に分岐しながら成長する樹形は

どことなくユーモラスです。

 

この時期になると小さな花が半円形に密集して咲き、

辺りに清々しい香りを放ちます。

 

ミツマタはジンチョウゲ科の植物、

その香りもまさに沈丁花に似ています。

懐かしく、親しみやすく、

そっと記憶に残っているような香り。

 

春を告げる花は、やがてその樹皮をもって和紙に生まれ変わります。

こんな花に出会えた日は、

新しい紙を手に入れて、新しい絵を描いてみたくなります。