桜花譜(部分)


開催中のビクトリーブーケ展では、

一部の作品に特殊フィルム「モスマイト」の加工が施されています。

三菱ケミカルが開発した「モスマイト」は蛾の目の構造を参考にした特殊フィルムで、

展示ケースやアクリルの反射を防ぎ、鑑賞を助けてくれるそうです。

 

美術館・博物館等では、額縁や展示ケース越しに作品を鑑賞する機会が多いものですが、

展示室によっては自然光が反射して作品が見えにくかったり、

撮影可能な展示であってもアクリルが反射して、映りにくいことがあります。

でもこのフィルムを使うと反射せず、色彩も自然に見えるので驚きました。

 

このフィルムはサイズに制限があることや貼付が難しいなどの問題もあり、

今はまだ気軽に試してみるという訳にはいかないようですが、

そう遠くない未来に、美術館・博物館で見かけるようになるかもしれません。

ケースに頭をぶつけてしまう人が続出するかも(?)


新しい技術が生まれることで 新しいアートも生まれ、

アートを楽しむ方法が広がり、鑑賞の質も高くなっていくのだなと実感しました。

ビクトリーブーケ展では、フィルムの使われている額とそうでない額とが混在していますので、

新しい技術を見比べてみてください。